突然ですが、お店でカード会員になったりLINE登録したりして、いろんな情報やお得なクーポンをもらうことってあるじゃないですか。
ちょっと手間かもしれないけれど、一度登録してしまえば、継続的にお得が舞い込んでくるからほんと便利ですよね。
そんな風に、一度の手間でずっと楽しませてくれるのが「宿根草」です。
庭づくりをトータルに考える時、1ヶ所でも決まったものが咲いてくれると作りやすいし、何より新たに植えなくても咲いてくれるなんて費用も抑えられてまさに一石二鳥!
この時期おすすめしたいのは、そんな宿根草の植え付けです。
1. 宿根草ってどんな花?
宿根草と聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、ナデシコ系やラベンダーなどよく知る花も宿根草のひとつです。
一年草は種をまくと発芽し、花を咲かせた後は種をつけて枯れていきます。
対して宿根草は、別名「多年草」とも呼ばれる通り、環境に適応すれば植えっぱなしで毎年花を咲かせてくれるんです。
花の時期を過ぎて葉っぱが落ちたら茎を切って、掘り起こさずに次の年までそのまま寝かせてあげるとよし。
そうすれば、翌年の同じ季節にまたきれいな花が芽吹きます。
人気は春から秋にかけて咲くエキナセア。
花持ちが非常によく、品種も多彩なことが人気の理由です。
一般的に花つきの状態では手に入らない色や形のものが2月頃の苗でたくさん出回ります。
中には「切り花に向く宿根草」「ロックガーデンに向く宿根草」など、いろいろなカテゴリーがあっておもしろいですよ。
2.枯れてる? いいえ、そうではないんです。
春先に出る苗と違って、2月頃に出回る苗はビジュアル的になかなかワイルド。
葉も花もついておらず、切った茎がほんの少し出ているだけ。はっきり言って、地上部のないこの状態で宿根草を買う人はかなりの園芸通と言えます。
なにせ店頭でも「何これ枯れてる苗!?」「これが売り物??」と驚かれるほどの地味さ(笑)。
しかし、能ある鷹ならぬ、これぞ能ある苗。
宿根草を植えるなら、実はこの状態からがおすすめなんです。
暖かくなって植えた方が育ちがいいというのが一年草の認識。
でも宿根草の場合は2月ぐらいに植えている方が春を迎えた時にしっかりと根を張って、一気に伸び始めるためボリュームがアップするんです。
もちろん、冬場に葉が落ちたら短く切り込むことが新しい新芽を出してあげるための必須条件。
そのままでよいと言ってもほったらかしではなく枝を切ることだけはしてください。
根本でなくても枝を捌くだけで全く変わってきます。ベロニカやサルビアなどは思いきってバッサリと落としてあげた方がきれいに咲きます。
3. プロが薦める園芸通の花壇づくり
花壇づくりも宿根草を加えて計画的に作ると楽しいものです。
ただ単に日当たりがいいから日当たりのいい場所用の花で花壇を作るのではなく、例えば落葉樹と常緑樹があるなら、カラーリーフ系は常緑樹の足元に植えたら夏場の暑い時期でも影で耐えられます。
また、冬に開花するクリスマスローズであれば、落葉樹の下に入れてあげると6月から9月ごろの休眠期に影で休ませることができ、開花前の成長期に入った11月頃に落葉樹の葉が落ちて新芽に光が入るようになります。
…という風に、知れば知るほどおもしろい庭づくりができるのが宿根草の魅力。
木を植えた後は宿根草で花壇の手前を彩ってみてください。うまく作れば年中花を作る組み合わせも可能です。
4. 手間は少なくコスパアップ。宿根草はガーデナーの強い味方!
ボリュームが年々上がっていくのも宿根草のよさのひとつ。
花壇の一部を一年草にして、残りを宿根草にすれば花壇の管理も楽でお金もあまりかかりません。
ただし、冬場どこに植えたかだけは覚えておいてください。
花壇が空いているから何か植えようと堀り起こしてしまったらせっかく育った宿根草が台無しに。
そうならないためには、切り落とす際に地際ではなく目印を残しておくのがおすすめです。
メンテナンス的にも肥料を開花前にあげるぐらいでそこまで追肥はいりません。
剪定もバッサリ切ればいいので難しいことを考える必要なし。
苗の選び方などで疑問がある場合はガーデナーズ店頭でお気軽にスタッフにお尋ねください。
手間がかからずコスパよし。一度植えればハマることうけあいの宿根草。
植えたくなってきたんじゃないでしょうか。
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