たとえば、あなたがアウトドアに詳しかったとします。
「どの山がおすすめ?」と聞かれて、なんと答えるでしょうか。
景色が美しいけれど、山小屋泊を伴う本格的な山か、もしくは気軽に日帰りで行ける近場の低山か、はたまた道のりが険しくルートも不鮮明な通好みの山か。
聞かれた人によって、求められる答えは違ってきますよね。
観葉植物も同じく、おすすめを聞かれることがあるのですが、その人のレベルによって勧めたいものはやや違ってきます。
とはいえ、実はよく尋ねられるこの質問。
初めて育てるという人や、詳しくないけれど贈り物にする人から聞かれることもよくあります。
そこで今回は、初心者の人にとって「育てやすい」を重視したガーデナーズジャパンおすすめ観葉植物をご紹介します。
1. ランク別でご紹介、おすすめ観葉植物5選
①サンスベリア 【育てやすさ】★★★★★
まず、メジャーな観葉植物「サンスベリア」は、暗さや乾燥に強いことから、あまり手がかからず室内で育てやすい植物です。
光合成により空気をきれいにしてくれる空気清浄効果が非常に高いことも人気の理由かもしれません。
もちろん暗さに強いと言っても適度は日当たりは必要なので、日中の置き場所は明るい日陰がベスト。
また加湿を嫌うので、水のやりすぎは禁物です。土が完全に乾いたら水をあげるタイミングと心得てください。
※サンスベリアはガーデナーズ・オンラインショップで購入することができます。
②ツピダンサス 【育てやすさ】★★★★☆
先ほどのサンスベリアと逆に、水が好きな植物が「ツピダンサス」。
実は一般的に人気のシェフレラの仲間で、先のとがった葉っぱの形や独特の幹の曲がりがオシャレな観葉植物です。
1本の枝から、手を広げたように複数枚の葉がついたユニークな形は、この植物ならでは。
枝が柔らかいので、時間をかけて適正な補正をすれば曲がりが少ない枝も好みの曲がりをつけることができますよ!
③フィカス アルテシーマ 【育てやすさ】★★★★☆
こちらの「フィカス アルテシーマ」も水を好む観葉植物で、人気の高いウンベラータやベンガルゴムの仲間です。
黄色がかった斑入りの葉っぱが特徴で、光が当たるほどよく斑入りが入った明るい印象になります。
葉っぱの色あいが明るいと室内も明るい印象もアップしますよね。
ただし、光が少ないと葉を落とす傾向があるので、室内とはいえ日当たりのよいところに置くのがおすすめです。
④ザミオクルカス ザミフォーリア 【育てやすさ】★★★★★
葉っぱが肉厚な多肉性植物の「ザミオクルカス ザミフォーリア」。濃い緑色の葉と肉厚さが強さ(耐久性)のバロメーター。
そのため、できるだけ緑色が濃く、肉厚のものがおすすめです。
もともと山の中で大きな木に遮られながら育つ種なため、少ない光でも成長します。
また葉に光沢があるのも「ザミオクルカス ザミフォーリア」の特徴のひとつ。霧吹きで水をかけてあげるとさらにツルツルと輝きます。
この葉にたっぷりと水分が蓄えられているため、水やりはほどほどにしてください。
⑤ベンジャミンバロック 【育てやすさ】★★★☆☆
最後は「ベンジャミンバロック」。
他よりも若干難易度は高く、明るい場所を好みますが、耐寒性が高くないため、成長度合いや季節にあわせて置き場所の工夫が必要。
とはいえ環境がハマれば育てやすく、置いておくだけで部屋のイメージが上がるオシャレな植物です。
薄くて細かい葉はくるりと丸まっているため全面に光が当たりにくくなっています。
そこにハダニなどがつきやすいので、できるだけ霧吹きで水を吹いてあげてください。
頻度がわからない場合はお店でレクチャーしますのでお気軽に。
2. 注意するのは光と明るさ、水の量
比較的育てやすく、人気の観葉植物を基準に5つ選んでみました。
【育てやすさ】の星(★)は多い方が育てやすいものになります。
星5つの植物は基本的に暗めの場所でも育ちやすく、水もあまり必要のない種類。
星4つの植物は水が好きなので、明るいところで水をたくさん上げてください。
星3つになると代謝がよく、環境があえばそこまで手がかからないという意味で選んでいます。
手がかからないとはいえ、できればしてもらいたいのが霧吹きです。
葉っぱは日々呼吸をしています。
霧吹きで葉に水を吹くことで葉の上にできる空気の層やほこりなどを取り除くことができます。
そのため、水やりのあまり必要のないものでも、できるだけ毎日水を吹いてあげるのをおすすめします。
もう1点、注意するのは光と明るさ、水の量。
日当たりはちょっと鉢の位置を動かすだけでも変わります。
どこで育てるかで生育状況が変化するため、ぜひお家の中でいいポジションを見つけてあげてください。
室内ばかりでなくたまに外気に触れさせてあげるのもいいですね。
その場合は西日より朝日がおすすめです。
また季節によっておすすめの植物も育て方もやや変わってきます。
詳しくはぜひ店頭で気軽にお尋ねください。
グリーンの専門家である当店スタッフがしっかりとレクチャーいたします。