2021年も残すところあと1ヶ月と少し。
そろそろ来年の話をしても鬼に笑われない頃でしょうか? (といってもまだまだ今年の話なのですが笑)。
空気が冬の気配をまとい始めたこの時期、お庭とまちを彩るものといえば、そう、イルミネーションです。
ガーデナーズてんしばイーナ店から徒歩数分のあべのハルカスでも、11月1日から「天空のイルミネーション2021」が始まっているのはご存知でしょうか。
日本一高いビルの16階ロビーから天高く伸びるのは巨大なタワーオブジェ「想いを届ける光の柱」。
そして、庭園エリアに出ると、空とつながるような解放的な空間で、幻想的な光が迎えてくれます。
1. 色のエフェクトに未来への想いを託すタワーオブジェ
16階はあべのハルカスを構成する展望台、百貨店、ホテル、オフィスの結節点でもあるフロア。
そのロビーに登場したタワーオブジェは、5本の柱によって、地上と天空、人々の心と心をつなぐ架け橋を表しています。
5つの柱はそれぞれ色が違い、万物を形作る「木・火・土・金・水」の5元素をもとに彩られています。
そして、中央にそびえる高さ10mの柱は上部に小さな光の粒がそこかしこに。
周囲のワイヤー部分に取り付けたイルミネーションだけでなく、この小さな光の粒があることで下から見上げたときに夜空のようなキラキラとした光を感じることができるんです。
そしてこのタワーの秘密は中央の柱の正面にあるリース状の輪にありました。
なんでも「想いを天に届ける光の窓」とのことで、この輪の中に手をかざすと、何かが起こるというんです。
何がどうなるのか、試してみたところ…。
なんと単色だった柱からカラフルな光が昇っていくではないですか!
目の前でくるくると色が移り変わるイリュージョン。その美しさにしばらく見惚れてしまいました。
この「想いを届ける光の柱」のテーマは「希望」「未来」。
昨年から続くコロナ禍の中、うつむきがちだった日々から上を向いてもらい、1人1人の未来へと希望や願いを届けたいという想いから作られました。
くびれのあるラインは砂時計をイメージしており、連綿と連なる時間の流れを現しているのだそう。
吹き抜けを利用した高さもあって、願いを込めると本当に天高く届けてくれそうな気がします。
2. 月にも手が届く日本一の光の庭園
庭園に出ると、イルミネーションの向こうにぽっかりと浮かんだ月のモチーフが見えています。
このエリアのテーマは「天王寺の空」。植栽に施されたキラキラとしたイルミネーションは雲海、そしてそこから突き抜ける柱状のモチーフは日本一高いビル=あべのハルカスをイメージしています。
月のフレームに施された木々のシルエットは、都会でありながら緑を大切する天王寺のまちを象徴し、木の奥に月が浮かんでいる様子を表現。
暗くなるにつれ、その木のシルエットは徐々に見えなくなり、代わりに月がぽっかりと浮かび上がってきます。
さらに、日中は青空が背景になり、夜は天王寺の夜景というもうひとつのイルミネーション。
庭園内のイルミネーションとこの街灯りが同時に楽しめるのがポイントとなり、月と夜景を背景とするフォトスポットとしてもおすすめなんです。
日本一高いハルカスだからこそ「月にも手が届く」という演出がなんとも心憎いですね。
3. 今と未来、日常と非日常の狭間で
実はこれらのイルミネーション、ガーデナーズジャパンてんしばイーナ店のデザイナー新井悠佐が手掛けたもの。
タワーオブジェも庭園も、ハルカスの「高さ」と「空」を生かしたものばかり。
中でもタワーオブジェは製作に関わったすべての人、そして見てくれる人すべての個性と感性をつなぐものを造形物で表現した新作です。
自立した5つの柱をシャープな光で結び、構造的な部分と光の透過性を計算し、自然光の中での見え方やガラスを透過した光の見え方など、さまざまなことを考えて作られています。
新井いわく「光は1つ1つに魅力があるけれど、俯瞰して見た時にさらに魅力を増す」のだそう。
タワーオブジェも庭園も、実は1フロア上の17階から見下ろす角度がおすすめなんだそうで、実際に見てみると、確かにまた違った魅力を感じることができました。
上から全体の姿を見るもよし、そして間近で自分もイルミネーションの一部となって没入するもよし、いろんな角度で楽しめるのがこのイルミネーションの特徴です。
「イルミネーションは冬の夜でも楽しめるイベント。
大人はもちろん、3年間、4年間と限定された時間のうちの2年をコロナ禍で過ごしてしまった学生さんにもぜひ来て、未来に希望を託してもらいたい」と新井は話しています。
『お客様のこころを「晴るかす」』というあべのハルカスの名前の由来にちなみ、訪れる人に明るい気持ちになってほしいという願いがイルミネーション全体に込められています。
建物だけでなく、中の演出も大きいハルカスのスケール感から少しでも感じてもらえるものがあれば何よりです。
この「天空のイルミネーション」は2022年2月28日(月)まで開催しています。
買い物に訪れる日常と併せて気軽に体感できる非日常のイルミネーションの世界。地上と天空、日常と非日常の狭間を今年と来年の狭間にぜひお楽しみください!
ガーデナーズジャパンでは、あべのハルカス様のような大型商業施設だけでなく個人店舗やお庭のイルミネーションのデザイン・施工も承っております。
もちろん、イルミネーションと合わせた植物やエクステリアもご提案できますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから。各店舗でもご相談いただけます。