これをご覧になっているあなた。実はメインストリームよりも、ちょっと変わったものが好き。
そんな嗜好ではないでしょうか?
もしくは、王道が好きだけど、ちょっと普段の植物に飽きてきている、ちょっと違うもので他の人と差をつけたい、インテリアとして変わり種の植物を求めている。
どれか1つでもあてはまった方は、もしかするとこの植物にドハマりするかもしれません。
ひとたび知ればその不思議な魅力に囚われ、沼にはまるがごとく抜け出せなくなる人もいる「ビザールプランツ」。その魅惑の扉を開いてみませんか?
1. 「ビザールプランツ」とは?
「ビザールプランツ」って聞いたことありますか?
その意味は、ずばり「珍奇な植物」「奇妙な植物」。
多肉植物やエアプランツ、食虫植物などの中でも変わった形のものの総称です。
具体的な線引きはないものの、「通常の状態より姿形が変わっている」ことがそう呼ばれる条件なため、形も種類も多岐にわたり、突き詰めると果てがない奥深さ。
マニアックにコレクションして楽しむ愛好家も増えているジャンルなんです。
2. 実例でご紹介。ビザールプランツ入門編
例えばこれ。
ユーフォルビアの1つで、ぷっくり丸い球体のような胴体の頭に小さな球体がたくさん生えた、見た目にもかわいいタイプです。
そして、パキポディウム「恵比寿わらい」は根や茎が肥大化し、塊状になった塊根植物の代表格。
さらにこちらは竜神木(柱サボテン)の変形種。
竜神木の上に綴化 (てっか) ※した竜神木を接木したユニークな形状が特徴です。
※綴化 (てっか) …成長点が一直線に繋がり、扇のような形状に成長すること。
まるで竜神木の上に竜神木が生えているみたいですよね。
「珍奇植物」「奇妙な植物」の意味がわかっていただけたでしょうか。
ただし、実はここで紹介したのはかなり入門編のビザールプランツ。
実際にビザールプランツの世界を深く見ていくと、さらに複雑な形のものがあり、トゲトゲした形状やふわふわの産毛、うねうねと曲がった複雑な動きと、いろんな種類と愛で方があることがわかります。
ほとんどに共通するのは乾燥した地域の植物なので水があまりいらず、管理しやすいこと。
水のやりすぎは枯らす原因になるため「シワが寄ってきたかな」と感じたタイミングで霧吹きでササっと水を与えてあげる程度で大丈夫です。
またこれらの植物は観葉植物の中で唯一冬型、夏型があり、休眠期には葉が落ちて枯れていますが、また季節が巡ると息を吹き返します。
成長はゆっくりですが、少しづつ大きく伸びるので、育てることももちろん楽しめます。
3. 「見る」から「調べる」へ。広がるビザールプランツの楽しみ方
いろんな形や色合いが楽しめるビザールプランツ。
その楽しみ方は、見て、育てて楽しむだけでなく「調べる」ことにあります。
花と違って奥が深く、興味を持って調べるといろんなことがわかります。
育った姿や自生した姿を調べたり、どんな仲間があるかを探ったり、愛好家同士で意見交換をしたりレア度を競ったり、マニアックに掘り下げるうちにどんどんその魅力にハマっていくんですね。
観葉植物は室内におけるサイズの限界がありますが、小ぶりなビザールプランツは数が置けることも魅力のひとつ。
コレクションするわけではなくちょっとおもしろいインテリアとして飾りたいという人も増えています。
よりレアなインテリアグリーンをお求めなら、ぜひ一度ビザールプランツを置いてみてはいかがでしょうか。
ガーデナーズジャパンでも店頭、オンラインショップで扱っています。
いずれも1点ものなので、ぜひ好みの形を探してみてください!