GARDENER'S JAPAN(ガーデナーズジャパン)

GARDENER’S BLOG

虫の音が聞こえ始めたら、「寄せ植えの秋」始めませんか?

秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋いろんな秋がありますが、みなさんの秋はなんでしょうか?

 

そんな秋の楽しみ方のひとつとしてぜひ提案したいのが「寄せ植えの秋」。

そう、グリーンの芸術「寄せ植え」です。

 

 

前回は花の少ない時期にも楽しめるカラーリーフの寄せ植えをご紹介しました。

けれど「やっぱり花派」さんにも楽しんでいただきたい。

 

というわけで、今回は秋の花を取り入れた寄せ植えをご紹介します。

 

カラフルで華やかな春先の花と違って、少し落ち着いた野趣を感じる秋の花たち。

 

その持ち味を生かした、ややシックで、でも花の可憐さを楽しめる「初秋の寄せ植え」です。

 

 

 

1. 秋色を意識した花とグリーンで

 

今回準備したのはこちらの8種。

 

わかりやすい「お花」ではありませんが、持ちのよい花を選んでいます。

 

苗の状態では花の様子や色はわかりにくいものの、色合い的には秋らしく少しトーンを抑えた花やグリーンを選んでいます。

 

▼コウシュンカズラ

 

▼アルテルナンテラ・レッドフラッシュ

 

▼ゴシキトウガラシ

 

▼センニチコウ(ラズベリー)

 

▼レウコフィラム

 

▼ジャスミン

 

▼ぺニセタム・ファイヤーワークス

 

▼セロシア

 

花の選び方は好みなので特にポイントがあるわけではないのですが、同系色でまとめるのがまとまりがよく、その中に違和感のないアクセント色を取り入れるのがおすすめです。

 

秋をテーマにしていることもありますが、主張しすぎる強い色がたくさん入ると、どうしてもケンカをしてしまいがち。主役を決めて、色を考えていくといいと思います。

 

 

 

2. 植え込みはバランスを考えながら

 

では、さっそく手順です。さっそく土を入れての前に、プランター内にひとまずポット付の苗を並べましょう。

 

 

先にこれをしておけば、植える際にしっかりとイメージを再現しやすくなります。

 

そして、今回も使用するのはこちらのウッドバレルプランターです。

 

 

天然木でできているので、吸湿性がよく根腐れの予防ができるだけでなく、どんな雰囲気のお庭にもなじむ見た目も特徴。

 

底上げ・メッシュ構造になった独自の凸凹設計で通期面積を広く確保しているので、通気性や水はけがよいのもおすすめのポイントです。

 

 

 

プランターの底に鉢底石を敷き詰めたら、その上に培養土を入れ、指で軽く表面をならした後に元肥を適量まいてください。これで土づくりは完了です。

 

 

次に苗の根元をやさしくほぐして、植え込んでいきます。

 

少しくらい根が切れても大丈夫なので恐れる必要はなく、土だけを取るようなイメージでほぐすといいと思います。

 

 

また下の方の葉っぱはむれやすいので、この時に同時に少し取り除いてあげてください。苗側の土に雑草が混在していることもあるので、これも取り除きましょう。

 

 

植える順は後ろから。さらに私の場合は右寄せ派(後ろの右からスタート)ですが、これは自分の好みや植えやすさで始めていただければOK

 

また、植える時にも向きを確認しながら入れていくと、よりバランスが整いやすくなります。

 

 

1つ1つの花にも正面があります。

 

それを意識しながら、枝張りを見ながら隣あう花やグリーンと並んだ時のバランスを見ながら入れていってください。

 

バランスの取り方は「1周回していいところで止める」。これが一番早い方法だと思います。

 

 

植えてしまったら後から向きを変えることは難しくなります。低い場合は下に土を持って底上げしてあげてください。

 

 

 

3. 全体を整えて最終仕上げ

 

今回の植え込みの順は以下の通りです。

 

(1)セロシア

(2)レウコフィラム

(3)ジャスミン

(4)ぺニセタム ファイヤーワークス

(5)センニチコウ

(6)コンシュンカズラ

(7)ゴシキトウガラシ

(8)アルテルナンセラレッドフラッシュ

 

緑色の配分が多いので差し色を固めて、全体的にコンパクトにまとめています。

 

実はまだ鉢に余白はあるのですが、それぞれが枝を伸ばしてきた時のことを考えて、これ以上は詰め込まないように作っています。

 

 

すべての苗を植え込んだ後は、鉢の周りに土をしっかりと注ぎます。

苗と苗の間にも忘れずに入れてください。

 

土がこぼれないようにするために、水で戻した水苔を棒状に伸ばし、鉢の周りに入れてください。

 

 

最後に水苔を入れることで中央に寄ってしまった枝の根元をぎゅっと押して、枝が前にくるように動きを調整してあげると完成です。

 

 

仕上げの水やりは、上からではなく、内側に差し入れるようにして、まんべんなく360度水が染み込むようにあげてください。

 

 

 

 

4. 気候のよくなる秋だからこそ

 

春は花ばかりで明るい雰囲気には仕上がりますが、花だけでないこういった寄せ植えは持ちもよく、手入れも楽なのが特徴です。

 

何より秋らしい情緒があると思いませんか?

 

 

ぺニセタムのようなライン系の植物は使い方がやや難しいですが、ちょっと取り入れると凝った感じに演出できますし、秋らしさもアップします。

 

こんな風に季節によって、寄せ植えの楽しみ方はさまざまです。

 

 

気候のよい秋は何かを始めたくなるシーズン。

 

ぜひ今年の秋は「寄せ植えの秋」を始めてみませんか?

 

 

組み合わせに自信がない場合や、植え方をもと詳しく聞きたい場合は、ぜひお気軽にガーデナーズジャパンへ。

 

グリーンの専門家でもある当店スタッフがしっかりとアドバイスいたします。

STORES

OSAKA

OSAKA

天王寺動物園てんしばゲート横「てんしば i:na(イーナ)」の複合型大型店舗。お庭の専門家による植物やガーデン雑貨をラインナップ。カフェも併設しています。

READ MORE
WAKAYAMA

WAKAYAMA

阪和自動車道・海南東ICから車で3分。店舗駐車場65台を備えた大型店舗。お庭の専門家が揃えた植物やガーデン雑貨をラインナップ。カフェも併設しています。

READ MORE
SAITAMA

SAITAMA

JR 北戸田駅から歩いてすぐ。お庭の専門家が運営するカフェとガーデン雑貨、植栽販売のお店。グリーンを主としたワークショップも定期的に開催。

READ MORE
CONTACT

お庭やエクステリアに関することなら
以下フォームにて何でもお気軽にお問合せください。

※フォームより送信いただく内容は、弊社の「プライバシーポリシー」にしたがい厳重に取り扱います。
また、送信内容はお客様への回答及び弊社のサービス向上に活かす以外の目的で使用いたしません。